先日、2個できた胚盤胞のPGT-Aの結果が出た。
2個とも胚盤胞まで育って、PGT-Aに出すことになったときの話はこちら👇
※ぼくたちが不妊治療を始めたきっかけや、これまで経験してきた体外受精の流れについては「不妊治療を始めて2年|夫目線で振り返る体外受精までの道のり」にまとめているよ。
PGT-Aの結果は、2個ともC判定だった
PGT-Aは、胚盤胞の外側にある細胞の一部を採取して、染色体の数に異常がないかを調べる検査。
前回の記事では、採卵できた2個とも胚盤胞まで育ってくれた。
そして、その2個をPGT-Aに出した。
結果は……
2個ともC判定。
💡 PGT-AのA~D判定と、モノソミー・トリソミーって?
PGT-Aでは、染色体の状態によって胚の検査結果がA~Dに分類される。
A判定
正倍数性
常染色体に異数性なし
B判定
モザイクなど
正常・異常を断定できない
C判定
異数性・構造異常
染色体の数や構造に異常
D判定
判定不能
解析結果を判定できない
【モノソミー・トリソミー】
人の染色体は通常46本あり、同じ番号の染色体が2本ずつペアになっている。
常染色体:1番~22番(22対44本)
性染色体:X・Y染色体など(1対2本)
合計:46本(23対)
この染色体が、本来2本のところ1本しかない状態が「モノソミー」。
反対に、本来2本のところ3本ある状態が「トリソミー」と呼ばれる。
染色体の数に異常があると、妊娠が成立しなかったり、流産につながったりすることがある。
トリソミーの中には出生まで至るものもあり、代表的なのが21番染色体が3本ある「21トリソミー(ダウン症候群)」。
ほかにも18トリソミーや13トリソミーが知られている。
今回の2個の胚で確認されたのは、どちらもモノソミーだった。
ひとつは21番染色体のモノソミー。
もうひとつは10番染色体のモノソミーだった。
診察の際、先生からは「1本多いよりも1本少ない方が厳しい」と説明を受けた。
2個とも胚盤胞まで育ってくれたから、正直どちらかひとつくらいは大丈夫なんじゃないかと思っていた。
でも現実はそう甘くなかった。
妻もかなりショックを受けていた。
「もう治療はしたくない」
そう言っていた。
もちろん無理もない。
採卵も、通院も、期待して待つ時間も費用も、全部しんどい。
ようやく辿り着いた結果がこれなのだから。
そして、自分も愕然とした。
不妊治療と首の痛みが重なり、心まで限界になっていた
その数日後、突然38.5℃の熱が出た。
風邪だったのか、疲れが出たのか、それとも精神的なものだったのかはわからない。
ただ、その頃のぼくは、まるでこの世のすべての悪意が自分に向けられているような感覚だった。
子供はできない。
首は痛い。
仕事のことなんてどうでもいい。
何か意味のあることをしたいと思っても、世の中にはすでに誰かがやったことばかり。
自分が生きている意味って何なんだろう。
この先もずっと首が痛いまま仕事を続けるのだろうか。
死んだ方が楽なんじゃないか。
生きている意味なんてないんじゃないか。
死ぬことって、そんなに大したことじゃないんじゃないか。
そんなことまで考えてしまっていた。
でも本当に怖かったのは死ぬことじゃない。
死ぬことが怖くなくなってしまうことが怖かった。
気づけば痛くない眠るように死ねる方法を調べていた。
自分の性格的に、もし本当に追い詰められたら、ある日突然実行してしまうんじゃないか。
そんな自分自身が怖かった。
みんな何のために生きているんだろう。
何を支えに毎日働いているんだろう。
そんなことばかり考えていた。
3回目のぼくの脳神経アカデミアへ
そして3回目の東京脳神経アカデミーの診察の日がやってきた。
翌週には、診断書に書かれた療養期間が終わってしまう。
頭痛はかなり減ってきた。
でも首は相変わらず痛い。
PCを触ればすぐにつらくなる。
そして何より、こんな精神状態で仕事に戻ることが不安でしかなかった。
先生には首の状態だけでなく、今の精神的な状態についても正直に話した。
すると先生は、
「会社はまだ休んだ方がいいですね」
と言ってくれた。
結果として、さらに1か月の継続加療となった。
正直、少しホッとした。
もう少しだけ休んでみようと思う
でも同時に、
1か月後はどうなっているのだろう。
本当に治るのだろうか。
仕事には戻れるのだろうか。
子供はできるのだろうか。
そんな不安はまったく消えていない。
今の自分には、未来のことなんて全然わからない。
ただ、とりあえず今はもう少しだけ休んでみようと思う。
この先どうなるのか。
正直、今はとんでもなく不安でしかない。
その後、もう一度採卵に挑戦しました👇




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