首の治療を始めて、はや3か月が経った。
その間ずーっと、すっきりセンターでの電気ビリビリ治療と鍼治療を週4ペースで繰り返している。
※前回の治療経過は「4度目のぼくのアカデミアへ」で書いてるよ。
前にも書いたけど、この病院の電気治療には強さの目標値があり、
首の後ろ:80mA
首の横:60mA
となっている。
少しずつ上げ続け、今は、
首の後ろ:90mA
首の横:50mA
まできた。
……後ろは目標値超えてるぅ!
だいぶ強烈なのでかなり痛いけど、なんとか耐えている。
そして病院での治療と同じくらい徹底しているのがセルフケア。
カイロで首を温め、ストレッチポールで腕を限界まで後ろに伸ばして肩をぐるぐる回す。
痛いところで10秒止めるのを10セット。
さらに首の付け根の後ろや横の硬い部分を、柔らかくなるまで押す。
そしてサングラスをかけ、病院でもらった目薬をこまめにさす。
……かなり怪しい人物である。
でも、もうなりふり構っていられない。
治るならなんでもやる!
そんな感じで3か月間治療を続けた結果、ようやく回復の兆しが見えてきた。
目の痛み、頭痛、めまいがほとんどなくなった
これまで首の痛みがひどくなると、
頭痛、めまい、目の痛み
がセットでやってきていた。
ところが今は、目の痛みがほとんどなくなった。
サングラスと目薬に加えて、仕事を休んでPCを見る時間が激減したことも大きいと思う。
頭痛とめまいも、長時間下を向いて料理した後などを除けばほとんど出なくなった。
残るは大元の首の痛みだ。
これも以前のような夜も眠れないほどの痛みはなくなった。
日中についてはセルフケアのコツも分かってきた。
ぼくに一番効いているのは、
硬くなったところをしっかり押すこと。
腕を伸ばして肩を回すこと。

この2つ。
一度柔らかくなっても、3時間くらいするとまた硬くなって痛みが出てくる。
なので、空いている時間があれば指圧とストレッチを繰り返すのだ。
地味だけど、これを実施することで日中はかなり楽になってきた。
※これはあくまでぼく自身が治療を受けながら試している方法なので、首に強い痛みがある場合は自己判断で強く押したりせず、医師や施術者に相談してください。
最大の苦しみ「寝起き」にも変化が
そして何よりうれしいのが、一番きつかった寝起き。
以前は朝起きても首が痛すぎて体を動かせず、1〜2時間くらいかけて首や肩をほぐしていた。
正直、これがつらすぎて何度も死んだほうが楽だと思ったくらいだった。
でも最近は痛みが少し軽くなり、体をほぐす時間も30分くらいまで短くなってきた。
これは本当にありがたい。
3か月続けてきて、ようやく少しだけ出口が見えてきた気がする。
もうひとつ気づいたのが、横向きで寝るときに腕を曲げて自分の腕を枕みたいにすると楽なこと。

これまでどうしても合う枕がなかった。
医師からは、
「仰向けのときはなるべく薄い枕にして、横向きになったらタオルなどを挟んで高さを調整するといい」
と言われていた。
でも、寝ぼけながら寝返りしてるのに、そんな器用なことできないよ!
そこで横向きになったときに自分の腕を枕にしてみたら、これならほとんど無意識でもできる。
ぼくにはこれが結構合っていた。
改めて思ったけど、ちゃんとした姿勢で寝ないと首ってものすごく力が入ってる。
そりゃ痛くなるよねって感じ。
3か月かかって、ようやくここまでたどり着いた。
いや、本当に時間かかったよ。
そして迫ってきた「有給休暇が終わる問題」
体調とは別に、もうひとつ気になっていたことがある。
会社の有給休暇が3か月で終わること。
このまま無給になれば傷病手当金に頼ることになり、収入が減ってしまう。
ただでさえ不妊治療で出費が大きいのに、これは死活問題だ。
そんな事情もあり、「なんとか3か月で復帰できないか」
という気持ちで必死に治療を続けていた。
そして迎えた――。
5度、ぼくのアカデミアへ
5回目の東京脳神経アカデミー。
先生によると、当初と比べて首や肩はだいぶ柔らかくなってきているとのこと。
ただ、それでもまだ最低でも週3回は治療したほうがいいと言われた。
有給休暇が終わることを相談すると、
「今の状態で復帰すると、また再発する可能性が高い。何年もかけて蓄積してきたものだから、治るのにも時間がかかる」
とのこと。
正直、自分でもそんな気はしていた。
回復の兆しは見えてきたけど、まだ「治った」ではなく「治すためのとっかかりをつかんだ」くらいの感覚なのだ。
この状態で仕事に戻って、また毎日PCに向かって大丈夫なのかという不安もあった。
なので少しほっとした反面、やっぱり気になるのは収入減。
先生にはさらに1か月の加療が必要という診断書を書いてもらい、治療を継続することになった。
収入については会社にも確認するとして――。
診察が終わったのは、ちょうどお昼時。
となれば行き先は決まっている。
神保町に来たら「天ぷら いもや」


鉄板の神保町 天ぷら いもやへ。
ここは前にも書いたけど、1,100円で天ぷら定食が食べられる最高スポットなのである。
12時30分ごろ到着すると5〜6人待ち。
15分くらいで店内に入れた。
すると食事をしていたお客さんが大将に注意されている。
「スマホはしまってね!」
黒板を見ると、
「食事中のおしゃべりとスマホはご遠慮ください」
の文字。
気をつけなきゃあかんな……。
でも料理の写真は大丈夫なのかな?
ビビリのぼくは聞くこともできず、
「しゃ、写真くらいは大丈夫だろう……」
とパシャリ。

周りを見ると、ほかのお客さんも撮っていたので大丈夫そう。
それより見てほしい。
この天ぷらよ。
前の記事でも見たって?
いいんです!
何度でも見せたいおいしさなのです!
サックサクの天ぷらと、ごま油の香ばしい匂い。
特にぼくはイカが好きなんだよなぁ……。
そして米もうまい!
ぷりっぷりのご飯に、大根おろしを溶かしたつゆにつけた天ぷらを――。
バウンド!
そして一緒に食べる。
最高。
幸せな気持ちで店を出て、そのまま向かったのは――。
ここも鉄板、カナルカフェへ


ここも前の記事で見たって?
いいんです!
何度でも紹介したくなる景色なのです!
飯田橋にこんな場所があるのかと思うくらい、のんびりした空気が流れている。
ここは都会のオアシスか……。
……あれ?
気づいたら手にビールが……?

おかしいと思いつつ、
真夏の暑い日差しの中、冷たいビールを喉に流し込む。
くぅぅぅぅぅ!最高!
ふと足元を見ると、亀とたくさんの鯉がこちらに寄ってきた。


すまん、亀と鯉!
ビールは分けてあげられない。
でも――。
一緒に寄り添うことはできるよ。
……何の役にも立たないけど笑
調べたところ、ここでは鯉の餌も売っているらしい、後ろで家族連れが楽しそうに鯉に餌をあげてたよ。売上は水質改善に使うみたい!
結局、ビール1杯で3時間くらいのんびりしてしまった。
首の治療をして、天ぷらを食べて、カナルカフェでビールを飲む。
次の診察もこのルートで帰ろう。
そう固く誓い、家路につくのであった。
翌日、傷病手当金について本気で調べた
有給休暇が終わったら収入はどうなるのか。
傷病手当金について調べた結果、ぼくが特に気になったポイントを先にまとめると、
① いつからもらえる?
→ 連続する3日間の待期期間が必要で、4日目以降が支給対象
② いくらもらえる?
→ 標準報酬月額をもとに計算した金額の約3分の2
③ いつ申請できる?
→ 申請したい無給の期間が過ぎたあと
④ 何を用意する?
→ 申請書や医師の意見書、勤務票、賃金台帳など
⑤ いつまで受け取れる?
→ 同じ病気やケガについて通算1年6か月
⑥ 休職中に会社から給与が出たら?
→ 給与のほうが傷病手当金より少なければ、条件を満たすことで差額が支給される場合がある
ざっくりこんな感じ。
……かなり複雑だよね。
ということで、ここから詳細に見ていこう。
① いつからもらえる?
傷病手当金は、最初に連続する3日間の待期期間が必要で、支給対象になるのは原則4日目以降。
この3日間には有給休暇や土日・祝日なども含めることができる。
ぼくはすでに長期間休んでいるので、ここは問題なし。
② いくらもらえる?
1日あたりの支給額は、
支給開始日以前の直近12か月間の標準報酬月額の平均 ÷ 30 × 2/3
が基本。
さらに傷病手当金は、支給条件を満たしていれば土日や祝日も対象になる。
これはありがたい。
ぼくの場合、後で出てくる会社の休職中給与と比べてみると、傷病手当金の基準額のほうが少し高くなりそうだった。
③ いつ申請できる?
ここが問題。
なるべく早く欲しい。
でも未来の期間については申請できない。
例えば9月いっぱいの傷病手当金を申請するなら、9月分の期間が終わってから申請することになる。
病院にも相談したところ、9月下旬くらいに申請書を持っていけば、ある程度準備を進められるとのことだった。
④ 何を用意する?
ぼくが加入している健康保険の場合、主に必要なのは、
傷病手当金の請求書
医師による意見書
給付に関する同意書
勤務票
賃金台帳
など。
勤務票と賃金台帳は会社に発行を依頼する。
必要書類は加入している健康保険によって違うので、自分の加入先を確認したほうがいい。
⑤ いつまで受け取れる?
傷病手当金を受け取れる期間は、同じ病気やケガについて支給開始日から通算1年6か月。
ぼくの会社には別の付加給付制度もあり、さらに一定期間の保障があるらしい。
⑥ 休職中に会社から給与が出たら?
休職中に会社から給与が出る場合、その金額によって傷病手当金の扱いも変わってくる。
会社から支給される給与のほうが傷病手当金より少なければ、条件を満たすことで差額が支給される場合がある。
これが後になって、ぼくにとってかなり重要なポイントになった。
最後の給料はいつ入るんだ?
傷病手当金について調べて、もうひとつ気になった。
最後の給料って8月に入るの?9月に入るの?
これ、めちゃくちゃ重要じゃない?
ぼくの会社は20日が給料日。
8月までは有給休暇なので、
「9月にも最後の給料が入るなら助かるんだけどなぁ……」
と思い、会社に確認してみた。
結果。
8月だった!
滅!!笑
傷病手当金は9月分が終わってから申請すると、
最後の給料は8月なので、かなりの期間無休状態だ。
と思っていたところ、会社から予想外の情報が出てきた。
まさかの「基本給80%」制度があった
有給休暇が終了して休職になると、
基本給の80%が支給される制度がある
……ん?そんなのあるの?
自分では見つけられなかったけど、こういう会社独自の制度もあるらしい。
しかも、ぼくの場合は最長1年間。
これはかなり助かる!
この給与なら通常どおり給料日に支給されるので、傷病手当金が振り込まれるまで収入が途切れる心配もなくなった。
ところが、ここで新たな疑問が。
基本給の80%と傷病手当金、どっちが多いんだ?
基本給80% VS 傷病手当金
計算してみると、ぼくの場合は傷病手当金の基準額のほうが少し高くなりそうだった。
傷病手当金の計算に使われる標準報酬月額には、基本給だけでなく残業代などの報酬も含まれる。
ぼくは休職前に残業が多かったので、その影響もありそうだ。
さらに、会社から基本給80%の給与をもらっていても、それより傷病手当金のほうが多ければ、条件を満たすことで差額が支給される可能性がある。
これは助かる!
そしてもうひとつ大きな違いが税金や社会保険料だった。
傷病手当金の場合は所得税や住民税、雇用保険料などがかからないようなのだ。
なので、その点でも80%基本給をもらうより、傷病手当金をもらったほうが有利になりそうだった。
早くもらえる点は80%基本給がありがたいけど、金額面では傷病手当金のほうが多いという複雑な結果だった。
給与明細を見て別の意味で絶望する
収入が減ったら手取りがどうなるのかを調べるため、久しぶりに給与明細を細かく見て気づいた。
……え?
額面から20万円くらい引かれてるんですけど。
特に大きいのが、厚生年金保険料と住民税。
しかも住民税は前年の所得をもとに計算されるので、収入が突然減ってもすぐには安くならない。
弱きものへの仕打ちひどし!!
そして今回いろいろ調べて思った。
税金とか社会保険の仕組み、マジで複雑怪奇すぎる。
頭のいい人たちがいろいろなケースを想定して作った結果なのかもしれないけど、とにかく複雑。
税金ごとに計算方法が違ったり、例外事項も多すぎるし。
さらに会社独自の制度まで出てくる。
AIだのテクノロジーだの、世の中こんなに進化してるんだから、リアルの収入に合わせて全部自動で計算してくれよ!
と心から思った。
傷病手当金と基本給80%を比べてみた
ぼくの場合を整理するとこんな感じ。
| 比較項目 | 傷病手当金 | 会社の休職中給与 |
|---|---|---|
| 支給額 | 標準報酬月額平均÷30×2/3を1日分として計算 | 基本給の80% |
| 支給開始 | 待期3日経過後、4日目以降 | 休職開始月の給料日 |
| 支給期間 | 通算1年6か月 | ぼくの場合は最長1年 |
| 差額支給 | 給与のほうが少なければ差額支給の場合あり | ― |
| 手続き | 本人・医師・会社などの手続きが必要 | ぼくの場合は会社側で処理 |
| 所得税 | 非課税 | かかる |
| 住民税 | 手当自体は非課税 | かかる |
| 社会保険料 | 在職有無や種類によって異なる | かかる |
こうして比べると、
「傷病手当金は給料の3分の2」という単純な話ではなかった。
会社独自の制度、税金、社会保険料、傷病手当金と給与との差額……。
考えなきゃいけないこと多すぎ。
そして今回、一番大事だと思ったのは、
休職するときは会社にもちゃんと確認すること。
ぼく自身、基本給80%の制度なんて知らなかった。
当たり前のことかもしれないけど、今回これは本当に大事だと思った。
3か月かかって、ようやく光が見えてきた
首の治療を始めて3か月。
毎週4回病院に通って、電気でビリビリされて、鍼を刺されて、家でも首を温めて、押して、伸ばして、肩を回して。
ようやく、
目の痛みがなくなった。
頭痛とめまいもほとんどなくなった。
夜眠れないほどの首の痛みもなくなった。
そして最大の苦しみだった寝起きも改善されてきた。
まだ先行きは不安だけど、希望を感じられるようになったことは大きい。
あととりあえず1か月、治療をがんばるぞ!
そして9月末になったら、会社から支給される給与と傷病手当金を実際に計算して、差額分を申請してみる予定なので、また詳しく書いていこうと思う。
そして次にアカデミアへ行ったときも。
きっとぼくは、いもやで天ぷらを食べて、カナルカフェでビールを飲んでいる。
だってこれも治療の一環だから。
……たぶん。


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