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鍼の衝撃と一之宮巡り

光によって一直線につながっている複数の神社その先の見沼の底にある龍の秘宝 旅

休みに入る前の引き継ぎも無事終わり、いよいよ療養生活スタート。

前回、初めてすっきりセンターで鍼治療を受けてから、通院も4〜5回目となり、だいぶ慣れてきていた。

正直、この頃の私は少し調子に乗っていた。

「鍼?最初は怖かったけど、もう余裕だなぁ」

そんなことを思っていたのである。

ところがである。

いつものように鍼を打ってもらうと、突然、目の奥まで突き抜けるような重たい響きがやってきた。

痛いというより、ズーンと奥まで響くような不思議な感覚。

思わず顔が引きつる。

先生曰く、今までは比較的浅いところを治療していたけれど、より効果を出すために少しずつ深いところへアプローチしているとのこと。

えっ?

今まで手加減されていたということ?

私はこの瞬間、自分がチュートリアルステージをクリアしただけだったことを知る。

そして翌日。

今度は左側の特に硬い部分に鍼が入った瞬間だった。

ゴンッ。

そんな擬音が聞こえた気がした。

もちろん実際には聞こえないのだけれど、本当に硬い壁にぶつかったような衝撃が首の奥で起こった。

「あっ♡」

思わず変な声が出た。

いや、本当に。

今思い出しても恥ずかしい。

しかしその時は恥ずかしがっている余裕などなく、普通に洒落にならないくらい痛かった。

私は先生に必死でお願いした。

「次からはもう少し浅めでお願いします……」

ほぼ拝み倒す勢いだった。

鍼治療なんて余裕。

そう思っていた時期が私にもありました。

そんな感じで首と格闘しながら通院していたのだが、せっかく大宮方面まで来ているので、以前から興味のあった一之宮巡りもしてみることにした。

※一之宮巡りを始めたきっかけについては、「一之宮巡りの話」に書いてるよ。

調べてみると、近くに武蔵国一之宮である氷川神社と氷川女體神社があるではないか。

これは行くしかない。

まず氷川神社。

創建は紀元前4世紀頃とも伝えられている。

紀元前4世紀って凄くない?

キリストが生まれる遥か前である。

その頃からここに人々が集まり、祈りを捧げていたかもしれないと思うと、それだけでワクワクしてしまう。

御祭神は須佐之男尊。

ヤマタノオロチを退治したことで有名な神様だ。

続いて氷川女體神社。

こちらは正確な創建時期は不明だが、第10代崇神天皇の時代に創建されたと伝えられている。

こちらも十分すぎるほど歴史が古い。

御祭神は奇稲田姫尊。

ヤマタノオロチの生贄にされそうになっていたところを須佐之男尊に救われ、その後奥さんになった神様である。

さらにこの地域には中氷川神社という神社もある。

この三社はまとめて「氷川三社」と呼ばれている。

ちなみに中氷川神社の御祭神は大己貴命。

須佐之男尊の子孫とされる神様だ。

そしてここからが面白い。

この辺りには昔、見沼と呼ばれる大きな沼が広がっていた。

今の見沼区の名前の由来になった場所だ。

氷川三社はその見沼沿いに並んでいて、なんと一直線上に配置されている。

しかも冬至の日の出、夏至の日の入りの方向を示すレイラインで結ばれていると言われている。

これ、凄くない?

ロマンが溢れまくってるぅぅぅ!

大昔の見沼のほとり。

冬至や夏至の日になると、太陽の光と三社が一直線に並ぶ。

そんな光景を想像するだけで胸が熱くなる。

さらにこの地域には龍神伝説も数多く残っている。

さいたま市のゆるキャラ「ヌゥ」も見沼の主とされる龍神伝説がモチーフになっているそうだ。

ヤマタノオロチを龍と考えるなら。

それを倒した須佐之男尊。

その妻である奇稲田姫尊。

そして子孫の大己貴命。

見沼を囲むように並ぶ氷川三社。

レイライン。

龍神伝説。

これはもう何かある。

きっと見沼の奥深くには、世界の理を覆す古代の秘宝が眠っているに違いない。

……とぼくは勝手に信じている。

そんな妄想を膨らませながら、ありがたく御朱印を授かるのであった。

今の一之宮巡りの制覇状況はこんな感じ。
のんびりやっていこう!

8/102社中
・氷川神社 ← 今回追加
・氷川女體神社 ← 今回追加
・北海道神宮
・白山比咩神社
・三嶋大社
・賀茂御祖神社
・出雲大社
・伊弉諾神宮

※現在の最新の制覇状況は「一之宮巡りの話」で更新してるよ。

氷川神社の期間限定御朱印。夜の氷川神社に蛍が舞っている絵柄
氷川女体神社の御朱印。真ん中に武蔵一宮の角印と龍の絵柄のスタンプが押してある

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