前置き|18年間一緒に暮らした愛犬の話
ぼくは以前わんこと暮らしていた。
(これからこの子のことはMUと言うね)
迎えたのはぼくがまだ実家で暮らしていた時。
大学生で就職も決まり、長い休みに入った頃にふと思い立ったんだ。
「わんこを迎えるなら、この長い休みの今しかないんじゃないか?」
今なら充分に面倒を見られるし、しつけもできる。
それまで、特に犬が好きだったわけでもない。
親は犬は飼わないと昔から言っていたし、自分も特に興味はなかった。
姉貴は飼いたいと言っていたけどね。
本当に突然、何かに動かされた感じだった。
初めて出会ったその子にひとめぼれ
ペット検索で調べて見たときにすぐにピンときた。
その足で車で30分かけて姉貴を連れてペットショップへ行き…出会った瞬間ひとめぼれだった…。
あまりにも小さくてかわいいミニチュアダックスのチョコダップルカラーの女の子。
あまりに元気で飛びついてきてめちゃくちゃに舐められた。
それで虜にされてしまった。
その場で連れて帰ることを決断し、そのまま実家に帰った。
親も最初は驚いていたけど、そのおてんばで明るくて優しい性格はすぐに親も虜にした。
しつけに苦労したからこそかけがえの無い存在になった
最初はしつけにはとても苦労した。いたずら三昧。
服とか齧りまくるし、テーブルに乗ってご飯を食い荒らすし、トイレはなかなかできないし、甘噛みするし、ケージに入れるとずっと吠えてるし。
あまりに危ないことをした時は、本気で怒って口を掴んで抑えたりしておしっこを漏らしちゃうこともあった。
今思うともっとやりようがあったとも思う。
でも本当に愛していたからその子にとって良くないことを考えてメリハリをつけて怒るようにしていた。
もちろんめちゃくちゃかわいがった。
良いことができたらめちゃくちゃ褒めたし、少しでも具合が悪そうならすぐに病院に連れて行った。
避妊手術をした時は、夜中に病院の前に行き祈りを捧げていた。
万が一交通事故にあうとしたら自分の身を挺してその子を守るシミュレーションも何度もした。
異常な愛情表現だ 笑
お菓子もおもちゃも服もいっぱい買ってあげた。
お散歩も毎日行った。
爪切りもトリミングも全部自分でやった。
甘えんぼでいつでも寄り添ってきた。
寝る時も出かける時もつらい時も楽しい時もいつも一緒だった。
恋人であり妻でありわが子だった。
妻と出会って、3人の家族になった
その後、一人暮らしをしてからもずっと一緒にいて、MUが10歳の時に妻と出会った。
妻は犬が苦手だったけど、やっぱりすぐにその子の虜になった。
結婚式も一緒にしたし、1人の時よりも旅行や服やおもちゃなど、更にお金をかけるようになった。
18歳4ヶ月。人生最大の悲しみ
そのうち歳をとって、目が見えなくなって、腎臓が悪くなっていって。
突然倒れて痙攣しちゃった時はめちゃくちゃ焦った。
それでも何とか最後まで元気に過ごして、18歳4ヶ月まで生きることができた。
亡くなった時は本当につらかった…。
泣きすぎて頭痛がする経験を初めて味わった。
家の中が寂しさでいっぱいになってた。
MUが家の中心だった。
せめて夢の中だけでも会いたくて、自分の夢をコントロールする方法を探した。
でも、つらすぎたけど、それだけつらいということは、それだけ幸せだったということだと思えた。
辛さは幸せの中にあるんだ。
何よりMUと過ごした日々にはマイナスのことなんて一切なく、つらい別れですら全てプラスのことに変えて埋め尽くしたかった。
その後、3回忌が過ぎても、新しい子を迎えようとは思えなかった。
これだけ愛していた子だから、比べてしまうんじゃないかとか、それが申し訳ないとか、その子の痕跡がだんだん薄くなってしまうんじゃないかとか、それが寂しいとか思ってしまっていた。
本編|新しいわんこを迎える決意と子犬探しの旅
気持ちの転換点|2年8ヶ月後、相棒を見つけようと思い立つ
と、前置きが長くなったけどこれだけ大切に思っていた子がいたんだよね。
わんこを飼っている人にはこの気持ちがわかると思う!
そうして、MUが亡くなってから2年8ヶ月が過ぎた頃、ぼくは首の痛みで会社を休職していた。
妻はわんこ飼いたいっていつも言っていた。
ある時、なんと表現して良いかわからないけど、ふと啓示が降りてきた、意識変革が起きた、気づいたんだ…。
別の子がうちにきたとしても、MUも一緒になってその子を育てて、MUも一緒になってみんなで楽しめたら幸せが倍になるんじゃないかって。
そしたらMUのことが薄まる事なんてなくて、より強く思い続けられるんじゃないかって…!
そして今は休職中。
育てる絶好のチャンスでもある。
そんなふうに思ってようやく前に進めるようになった。
次に迎える子はどんな子がいい?
そうとなったら、どんな子を迎えようか。
やっぱりミニチュアダックスは絶対。
ミニチュアダックス以外はもはやかわいいとは思えない笑
毛色は迷った。
MUと同じチョコダップルにはどうしても惹かれる。
でも、それだと比べてしまうんじゃないか。
家に連れてくるのであれば絶対に愛する!と誓ってはいるものの、MUと同じくらい愛せるようになるのかなという不安が多少なりともあった。
それなら、いっそ違う毛色の子も視野に入れて探してみようと思った。
ただし、できれば珍しいカラーの子。
唯一無二と思えるような、あまり見ない毛色の子がよかった。
あとは女の子であること。
MUでお世話し慣れているし、何より女の子の方が自分はかわいがれると思った。
そして、あまり大きくならない子。
MUが4.7kgだったので、大人になってもそのくらいが理想だった。
こうして、ぼくの子犬探しが始まった。
ペットショップのサイトを片っ端から探してみた
近くのショッピングモールにあるペットショップには、行くたびに寄って見ていた。
でも、そこまで気になる子にはなかなか出会えなかった。
そこで今度は、ペットショップのわんこ検索を本格的に使って探してみることにした。
コジマ。
クーアンドリク。
ペッツファースト。
ペットワン。
思い当たるところはひと通り見てみた。
親犬の情報も大体どこのサイトにも載っているので、親の大きさなどを見れば成犬になった時のサイズもある程度は想像できる。
実際に気になる子を見つけたら、会いにも行ってみた。
そしてそこで思ったのが、
掲載されている写真と、実際に会ってみた印象は全然違った!
実物の方が全然かわいい!
5割増しはかわいい。
抱っこしてみると、もっとかわいい。
そのまま連れて帰りたくなってしまう笑
でも、この頃に会った子たちには、そこまで「ビビビッ!」とはならなかった。
今の子犬ってこんなに高いの!?
そして、久しぶりにペットショップを見て回って驚いた。
今のペットってほんとに高い!
50万円以上する子もザラにいる。
中古の軽自動車買えちゃう値段じゃん…。
いや、これからわが子のようになる存在と軽自動車を比較するのもおかしいんだけど笑
もちろん、家族になる子だから値段じゃない。
でも高いものは高い!
そこで、値段交渉ができるのかも各店舗で聞いてみた。
するとぼくが聞いた範囲では、その場ですぐに決めるなら3万円くらいは交渉の余地があるお店が多かった。
もちろん元の値段や、その子がお店に来てからどれくらい経っているかなど、いろいろな条件で変わると思う。
MUの時は値段交渉なんて考えもしなかった。
値段じゃないんだけど!
どうせなら言うだけ言ってみても損はない。
浮いたお金で、その子のために別のことに使ってあげることもできるからね。
ペットワンでシルバーダップルの女の子を発見!
それからしばらくチェックしていたけど、目当ての子は全然見つからなかった。
そして一度その気になってしまうと、朝から晩まで、
「気になる子いないかな?」
と探してしまう。
もう、1時間おきにサイトをチェックしていた笑
珍しいカラーの子は、決まる時はそれこそ一瞬だからだ。
そんな日々を過ごしていたある日のことだった。
ふとした平日に、近くのイオンにあるペットワンへ寄ってみた。
すると……。
シルバーダップルのミニチュアダックスがいるではないか…!

鼻が短くて、かわいらしいお目目をしていて、とてもかわいい。
ちょうど店員さんが話しかけてきたので、抱っこしたいとお願いした。
そして抱っこしてみると……。
ふにゃあ。
なんともかわいい。
かわいいのオンパレードだ。
「絶対この子!」
と確信するほどには来ていない。
でも、かなり心を惹かれてしまった。
店員さんに聞いてみると、ちょうどその日に来たばかりの子で、まだサイトにも載せていないとのこと。
しかもその日は金曜日。
「おそらく土日で決まっちゃうのでは……」
なんて言ってくる。
なんてキラートークを!
ちなみに値段交渉が可能か聞いてみると、すぐに契約するのであれば3万円までは相談できるとのことだった。
うーん……悩む。
「妻を連れてきてもいいですか?それまで確保することはできますか?」
と聞いてみると、それくらいならいいですよと言ってくれた。
本当にビビッと来ていたら、妻にも言わずにそのまま連れて帰るつもりだった。
でも、そこまでには至っていなかった。
それに妻は子犬を連れてきた経験がない。
この段階から一緒に見たいかもしれない。
そう思って踏みとどまった。
「この子でいいのかな」一晩中悩んだ末に出した答え
急いで帰宅して妻に、
「かわいい子がいる!」
と伝えてペットショップに連れてきた。
でも、妻はMUと同じチョコダップルを想定していたらしく、悩んでいた。
どうしてもその場では決めきれない。
「明日決めるので、それまで待ってもらえませんか?」
と頼み込み、なんとか了承してもらった。
家に帰ってからも、ずっと悩んでいた。
妻はもちろんだけど、ぼくも冷静に考えているうちに、
「本当にこの子でいいんだろうか」
と悩んできた。
何と言っても、これから20年近く一緒にいる家族だから。
そして翌朝。
一晩中悩んだけど、今回は断念することにした。
ぼくが少しでも迷うようなら。
妻を説得できないようなら。
これは違うんじゃないか。
そう思ったんだよね。
妻にそのことを伝えて、翌日すぐにお店へ電話して平謝りした。
待ってもらったのに申し訳ない気持ちでいっぱいだったけど、それはもう……しょうがないと割り切った。
ただ、妻はそれから数週間、
「やっぱりあの子だったのでは?」
と後悔し続けていた……。
生体価格以外にもお金がかかる
今回訪れたペットワンでは、店頭で表示されている価格はあくまでも生体価格だった。
それに加えて、すでに実施している健康診断、ワクチン、遺伝子検査などの費用が「安心パック」というサービスで77,000円かかる。
今回いろいろなお店を見て回ったけど、内容や金額の違いはあっても、生体価格とは別にこうした費用がかかる仕組みは他のペットショップでもあった。
さらにペットワンでは、任意で5年間の生命保証「プラス安心保障ライフ」が生体価格の20%。
(生体価格が50万円だとしたら10万円)
健康やしつけについて相談できる「アニトレ24」も任意で55,000円。
生体価格と合わせていったら……。
恐ろしい値段になる。
ぼくが確認したペットワンの費用
生体価格
+ 安心パック:77,000円
+ プラス安心保障ライフ:生体価格の20%(任意)
+ アニトレ24:55,000円(任意)
一方で、ペットワンでは50回まで分割手数料無料で支払えるとのことだった。
もちろん審査は必要だけど、高額になりやすいペット費用では実にうれしいサービスだと思った。
ちなみに、ぼくが確認した時はコジマでは60回払いまで分割手数料無料だった。
※料金やサービス内容は、ぼくが子犬を探していた当時に確認したもの。店舗や時期などによって変わる可能性があるので、実際に検討する時は最新情報を確認してね。
珍しいカラーの女の子はそもそも少ないらしい
ペットワンの店員さんに聞いたところ、珍しいカラーで、さらに女の子となると特に珍しいらしい。
女の子はブリーダーさんが繁殖のために残すこともあるため、市場には出回りにくいことがあるという。
こりゃなかなか見つからないわけだよね…。
そんなわけで、ぼくたちの最初の子犬探しは、お迎えにはつながらなかった。
でも、実際に探して、会って、悩んだからこそ分かったこともたくさんあった。
値段は相談できることもあるし、珍しいカラーの子を探すなら、新着情報をこまめにチェックすることも大事。
この経験を活かして、更に子犬探しの旅を続けたいと思う!


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